
こんにちわ~流です!今回は施工管理の仕事内容について解説するよ!
この記事でわかること
- 施工管理の仕事内容が超簡単にわかります。
- 施工管理の仕事内容で若手の方が力を入れておいたほうが良い部分を解説します。
こんな人におすすめ
- 施工管理会社に就職したけど何をしていくかよくわからない。
- これから施工管理会社に就職・転職しようと考えているがどんな仕事かイメージできない。
- 友人、家族が施工管理の仕事をしていているけど実際どんな事してるんだろう。
施工管理の4つの仕事内容
施工管理とは工事にかかわるすべてのことを統括的に管理するお仕事です。
施工管理の仕事には大きく分けて下記の4大管理があります。
- 安全管理
- 品質管理
- 工程管理
- 原価(予算)管理

一言(長いけど)で言うと「工事現場の安全を守りつつ高品質な仕事を納期を守って利益も確保する仕事!」それでは個別で解説していくよ!
安全管理
安全管理とは「現場にかかわる人たちの命を守る仕事」です。
「安全は何よりも優先する」という格言もある、最も大切な仕事です。
現場としては下記のような業務を行っています。
安全計画の立案
基本的な安全計画、危険作業前の安全計画の立案、作成を行います。
最初は上司の方が作っていると思います。若手の人は工事前にしっかり内容を頭に入れておきましょう!しっかり覚えておくことで自分で計画する時に楽になります。
朝礼時のKY(危険予知)活動・作業前のTBM(ツールボックスミーティング)
現場では全業者で行う全体朝礼後の各業者分かれてのKY活動、作業班毎に行うTBMがあります。
それぞれのタイミングで作業員さんも含め作業時の危険事項の洗い出しと対策を行います。
若手の人も何かひとつくらいは注意事項が出せるように考えておきましょう。
作業中の安全巡視、指示
作業員さんの作業状況を確認し、危険行動をとっていたら注意する仕事です。
若手の人は「年上相手に物申すのは怖いし、頑張って言っても聞いてくれない!」という経験があるでしょう。そういう時は自分が安全の見本になるように行動しましょう。作業員さんはあなたのことを見て内容で見ています。きちんとしていれば徐々に話を聞いてくれるようになってきます。

若手の人はまずは自分の安全意識を全力で高めて下さい!
できていない人の言うことは誰も聞きません。
品質管理
品質管理とは現場を進めるための管理で施工管理の仕事のメイン部分で「施工管理の醍醐味」です。
作業前、作業中、作業後で下記のような仕事をしています。
作業前の仕事
施工計画書の立案、施工図の作成、資材の手配。
いわゆる作業前の準備です。ここで手を抜くと後で手間ばかり増えるので全力投球です。
若手の人はまずは施工計画書の内容をしっかり頭に入れましょう。施工図なんて初めて見てもイメージできません。私は時間の使うなら計画書のほうが良いと思います。
作業中の仕事
作業手順の確認、施工計画書に適した作業をしているかの確認、写真撮影。
作業員さんが間違いをしていないかチェックです。品質に直結するため妥協してはいけません。
若手の人は覚えた施工計画書通りかチェックしながら施工図と現場を見比べましょう。実物を見ればイメージができると思います。
作業後の仕事
出来高の確認、試験調整を行います。
使用する前の確認です。電気工事では絶縁測定などの試験があります。
若手の人は試験方法や基準の数値などをしっかり覚えていきましょう。

品質管理は1日にしてならず!
若手の人は地道な努力を続けてください。
工程管理
工程管理とは工事を円滑に進め、納期を守るための仕事になります。「工事の潤滑剤」の役目となっています。
現場には様々な業種の方が一緒に仕事をしているため、業種間の工程調整が必須となります。
工程打ち合わせ、工程表の作成が主な仕事になっています。
現場を熟知していないとできないため、若手の人が最初からできる仕事ではありませんが、工程を意識することは早く一人前になるために必要なことです。
工程打ち合わせ
現場では毎日各業者の職長(管理者)が集まって工程について打ち合わせを行っています。
「現場は生き物」というくらい当初の予定通りには進みません。
なので日々話し合って各作業の進み具合、自社の作業開始のタイミングなどを調整しています。
若手の人は自社の作業の進み具合をしっかり把握し、上司へ伝えてあげて下さい。自分で確認する手間が減ってとても助かります。
工程表の作成
話し合った内容を元に工事前に作成した工程表を修正したり、短期間の工程表を作成します。
お客様への工程説明や、業者間で打ち合わせする際の資料として活用します。
若手の人は作成された工程表をみて、作業工程が終わった部分を手書きで書いてみて下さい。工程をつかむ感覚がつかめてくると思います。

若手にできない仕事だからこそ、若手のうちから工程を考える癖をつけておきましょう。私は若手の頃「1日5分でいいから工程のことだけを考える時間を作るといいよ」と大手ゼネコンの監督さんに教わりました!
原価(予算)管理
名前の通り現場にかかわるお金の管理をする仕事です。
「会社の命を守る仕事」といっても過言はないと思います。
主に予算管理と原価管理があり、基本的には現場で1人、一番偉い人が管理しています。
お金の管理ができるようになったら1人前です!
予算管理
工事着手前に行う仕事です。機器の金額や下請けさんの作業費など発注額を決めていきます。
ここで見極めが甘いと予算が足りない!となってしまうので難しいです。(汗
原価管理
工事中に予算通りに進められているか確認する仕事です。追加工事の反映なども含まれます。
若手の人は無駄な資材を注文してしまわないように気を付けましょう。
安い資材でも「ちりも積もれば山となる」です。特に電線などは無駄になりやすいので注意が必要です。

若手の頃は材料の値段なんて気にしていない人も多いかもしれないけど
よく使う資材の値段なんかは上司の人に聞いてみるといいよ!
「これがこんなにするの…」なんてものも結構あるからね!
まとめ
施工管理の仕事内容を解説していきました。最後に4つの管理と若手が力を入れる部分をまとめておきます。
・安全管理が一番大事「人の命を守る仕事」
若手はまずは自分の安全意識から。
・品質管理がメインの仕事「施工管理の醍醐味」
若手は計画書を覚え、施工図と現場をリンクさせ覚えよう。
・工程管理は「工事の潤滑剤」
若手の人には縁が少ないが、若いうちから工程を考える時間を作りましょう。
・原価管理は「会社の命を守る仕事」
若手のうちから資材の金額などに気を配っていきましょう。
施工管理の仕事は多岐にわたり大変ですが、ポイントを押さえれば苦労も減ります!若手の皆さんが楽しんで仕事ができるようになることを祈っています。

それでは本日もご安全に!
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